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地球号を思う [モノローグ]
この頃ホッキョクグマのことばかり考えている。
地球の温暖化のせいでホッキョクグマが絶滅の危機に瀕しているという。
いやもちろんホッキョクグマに限ったことではないのだが。
それらを映像や本などで目にするたびに “ああどうしよう、どうしたらいいんだろう”
と考え込んでしまう、私が考え込んだって仕方がないことなのに。
人間の横暴ともいえる行いの積み重ねがこの状況を引き起こしている。
動物がひどい目に遭うのは耐えられない。
もし前世なるものがあるとしたら、私の前世は動物だったに違いない・・とさえ思えるほどに。
もちろんホッキョクグマかどうかはわからないが。
動物たちは人間と違って受け身なのだ。
ただただ変わってしまった環境の中でどうにかして生きていくしかない。
でももうそれも限界に来ている。
そして危機的な状況の波はもう私たちの足下まで押し寄せているのだ。
なのに人間はどこまで傲慢で愚かなのか・・この期に及んで戦争もやめないし、あくまでも自分達が豊かであることばかり考えているとしか思えない。
この地球を大きな船と考えるなら、仮に人を傷つけたり殺したりして富や権力を手に入れたとしても、その船が沈んでしまえばそれですべて終わりなのに、そんな当たり前のことすらわからないというのか。
それとも、自分が生きている間さえ無事なら、あとは沈もうがどうなろうが知った事じゃないとでも言うのか。
でもそんな偉そうなことを言っている私にしたって、その “地球号” を沈没せしめる行為にあちこちで加担しているに違いないし、普段考えていることといったらせいぜい、今日はトンカツが食べたいなあ・・だったり、たまには旅行したいなあ・・だったりするのだ。
それでも何かをしたい。人のためにいや自分のためでもあるに違いないが、とにかく生まれてきた以上少しぐらい何かの、誰かの役に立ちたいと思う。
そのために、もしたくさんのお金が必要なら大金持ちにだってなりたい。
*そう言って幼なじみに笑われた。
そう言えば子どもの頃にも途方もない疑問や問題ををぶつけては、学校の先生を戸惑わせたことがあった。
何も変わっていないということか。*
とにかく小さな事でもいい、何かをしなければ何も変わらない。
しかし、今の私にできることはまずはいい作品を作ること、結局はいつもそこに行き着く。
果てしなく遠い事なのかもしれないが、そのことがきっとどこかで繋がっていくと信じている。







