<お知らせ>
陶芸教室は第一、第三水曜日と第二、第四火曜日に開いています。(時間は13時30分〜17時)また、体験コース、チケット制などもあります。場所や料金など詳細は左記<メッセージフォーム>か、「メッセージを送る」ボタンよりお気軽にお問い合わせ下さい。
焼きものとの出会い [自分史]
前回、子どもの頃のお話をしたので、そのつづきって訳でもありませんが、私が陶芸に出会ったあたりのことを少しお話ししたいと思います。
小学校から高校まで、優等生とはおよそほど遠かった私が熱中したこと、情熱を傾けたことと云えば、小学校=学芸会(歌・劇)、粘土大会:中学校=詩を書くこと、歌を作ること、貼り絵、ギター、創作ダンス、生徒会の応援演説、弁論大会:高校=ギター弾き語り、演劇、美術全般・・って勉強のべの字も出てこないじゃありませんか!
当然の結果として私は大学進学以外の選択をせまられるわけです。
いよいよ期限切れギリギリになったところで、なぜか姉が登場!(注:姉とは10歳離れています)
『やりたいことを全部言ってごらん!』・・というお達しにより、私はつらつらと思いつくままに並べて行きました。音楽、演劇、デザイン、etc・・。その中に、ほんの少し興味があるという程度で引っ掛かっていたのが、<焼きもの>なるものだったのです。
そこで鶴の一声! 『それがいいんじゃない?!』
それですべてが決まりました。とはいえ、私もただロボットのように言うなりになったということではありません。
岡山=備前焼という土地柄もありましたが当時、姉の知り合いで陶芸教室を開いている人や独立したばかりという人など何かと焼きものとは縁がありました。
その時、その中の一人の作品を見せてもらった瞬間、ひとつのひらめきが起こったのです。
“うん、これかも。”・・・って。
なんてイージーなんだ!!・・と思われるかもしれませんが、誰になんと言われようが事実なので仕方ないのです。
そして、この一目惚れのような出会いがきっかけとなり、以来私と焼きものとの一生のおつき合いがここに始まったのでした。
つづく
二丁目の夕日 [日記]
思えば子どもの時からもの作りが好きでした。
粘土細工や、貼り絵など、どちらかと云えば絵を描くより立体のほうが好きだったと思います。 そうそう、家のはす向かいのお宅が、今は大きな建設会社ですが当時は工務店といった感じで、木っ端なんかがよく転がっていましたっけ・・。
それを拾っては積み木がわりにしたり、おままごとに使ったりしたものでした。
しかし考えてみれば、積み木やおままごとの道具もちゃんと買ってもらっていたはずなのに、何故か見つけると拾わずにいられなかったのです。
その路地の向こうに落ちてゆく夕日は、今も目に焼き付いています。
そこは二丁目でしたから、これぞまさに三丁目ならぬ二丁目の夕日・・いわば私の原風景です。
勤めをしていた母の後ろ姿を、少し切ない気持ちで見送ったのもその路地でした。
その家には東京に引っ越すまで住んでいました。
そして離ればなれになった二人の幼友達とは、今も姉妹のように変わらぬ友情で結ばれています。
陶芸教室<青い花> [日記]
教室は自宅のリビングで開いているので、いつもさながらティーパーティのようです。
お茶を飲みながら近況報告に始まり、その日の作業について決めていきます。
カリキュラムはぐい呑みからマグカップ、多用鉢などを経て一輪挿しまで13項目、
あとは自由課題です。
皆さんそれぞれ個性的かつ大胆なものが多くてちょっとオーバーかもしれませんが、いつも新鮮な驚きに満ちた教室です。
最近まで私が外での仕事を持っていた事もあって、会員数は10人ほどのこじんまりとした教室ですが、皆さんいい人達ばかりで、誰でも気軽に入れる雰囲気です。
別名<自画自賛クラブ>という名前が付いていることからも、なんとなくその雰囲気を想像して頂けると思います。
ともあれみんな作ることを楽しんでいるのが伝わってきますよね。
私自身過去に何度か陶芸教室にも通いましたがどんな教室でもそれぞれにカラーがあって、私のように人見知りの強い人間がすんなりと入っていくのは至難の業なのですが、うちに関してはそんなものをまったくというくらい、感じません・・あ、これももしかして自画自賛ってことになるのでしょうか?
それはさておき、11月の個展には生徒さん達の作品も展示させて頂きます。これは毎回恒例の事ですが、今回からは皆さんの作品もテーマを決めて作って頂こうと思っています。
いずれにしても二ヶ月余りなので皆さん短期決戦(!)の様相を呈すること必至です。(もちろん私もです!!)
などと言っていると、先日の岡山の個展の時に来てくれた岡山時代の教室の生徒さんからお葉書が届きました。
「久しぶりにお会いできて嬉しかったです。先生の器を囲んで食事ができる日を夢見ています。」
私もです!その時は忘れずに私も呼んでください。フルコースじゃなくていいですから!
招き猫 [日記]
そもそも私が招き猫の陶額を作り始めたのは、知り合いの方から“事務所開きのお祝いに招き猫を差し上げたいので作って欲しい〜”との依頼を受けたことがきっかけでした。
ちまたで売られているような置物の招き猫を作る自信がなかった私は、以前作ったことのある陶額なら・・とお引き受けしたのです。ところが描いても描いても漫画の猫になる・・かと思うと妙にリアルな猫になってしまう・・というありさまでしたが、とにかく描き続け(うちの猫2匹にも協力を仰ぎ)ようやく完成させる事ができました。

そして個展にも出品したところ、食器より先にほとんどが売約済みになってしまったのです。これには私も驚きましたが、もっと驚いたのは個展が終わったひと月ほどのちの事でした。
ご購入頂いた方から人づてにお礼を言われ、何のことかと思ってお尋ねすると、あれから急に金運が良くなりツキに恵まれるようになったと、本当に喜んでいたというのです。
(その具体的な内容についてはここでは差し控えたいと思います〜霊感商法みたいな話になりかねないので〜)
嬉しいお話ではありましたが、たまたまの事だろうと思っていました。ところがその方だけではなく何人かの方から似たようなお話を伺い、私もだんだんその気になってしまいました。
そう言えば以前、病気のお見舞いにお湯呑みを差し上げた時、めざましい回復力を見せてくれた人のことを思い出します。あの時お礼を言われた際にも、それはたまたまのことでその人の持っている生命力だと思いました。ただもしその人の気持ちを少しでも癒すお手伝いができたとしたら、それは作家冥利に尽きます。
この招き猫についても似たようなことが言えるのかもしれません。人間には予想を超える潜在能力が備わっていると私は信じますが、みなさんはいかがですか?
それはともかくとして、人の手が何かを生み出すというのは素敵なことです。
何年か前から自宅でささやかな陶芸教室を開いていますがみなさんほんとに楽しそうです
またそのあたりの事もお話ししたいと思いますが今日はこの辺で・・・。
個展を振り返って [日記]
つい先日(8/1〜8/6)郷里、岡山で個展を開いたところです。
今回のテーマは<空のカンバス>、抽象的なタイトルですが器を一枚のカンバスに見立て、抽象画を描くような気持ちで装飾を施す〜という事を試みました。
私の場合は食器を中心に展開しているので、料理を盛るということを考えると、さまざまな制約が生まれますが、実験的にあれこれやっています。
幸い私の個展に来てくださる方々は、素晴らしいセンスで使いこなしてくださいます。
又、新聞に紹介記事を載せて頂いたこともあり、何十年ぶりかにお会いした方や遠くから駆けつけてくださった方、新たに出会った方〜と本当に充実した個展となりました。
ちなみに私は岡山生まれ岡山育ちで、東京には8年前に引っ越してきましたが、ここ3、4年は岡山と東京で個展をほぼ年に一回ずつ開いています。今年も11月に吉祥寺のギャラリーでの個展を予定しています。吉祥寺には食器や花器などの他に昨年から手掛けている招き猫の陶額をさらにグレードアップさせたものを出したいと思っています。
岡山の個展でも何点か出しましたがほぼ完売でした。・・というのもこの招き猫を買ってくださった方々から意外な効用(?)を知らせて頂き、そのことをお伝えしたことで新たな連鎖が起こったのかもしれません(!)
と言うとちょっと大げさに聞こえるかもしれませんが、作った本人が一番驚いたその効用については、また次回お話しします。 つづく







